1 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)02:05:14 ID:s8gfBgd3l
1中 ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは
2二 大江山生野の道の遠ければ まだふみもみず天橋立
3一 花の色はうつりにけりないたづらに 我身世にふるながめせしまに
4指 今はただ思ひ絶えなむとばかりを 人づてならでいふよしもがな
5左 あしびきの山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜をひとりかも寝む
6三 めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に 雲隠れにし夜半の月影
7右 忍ぶれど色に出でにけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで
8捕 夜をこめて鳥のそら音ははかるとも よに逢坂の関は許さじ
9遊 滝の音は絶えて久しくなりぬれど 名こそ流れてなほ聞こえけれ
先発 人はいさ心もしらずふるさとは 花ぞむかしの 香ににほひける
中継 このたびは幣も取りあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに
抑え 吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風を嵐といふらむ
監督 来ぬ人を松帆の浦の夕なぎに 焼くや藻塩の身もこがれつつ
2 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)02:09:10 ID:SsGGiE0vp
恋愛系ばっかりやん(胸やけ)
5 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)02:14:54 ID:s8gfBgd3l
>>2
と、投手陣は違うから(震え声)
3 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)02:09:19 ID:dVOqbVji1
5はワイの好きな句や
夜が長いンゴ…独りで寂しいンゴ…
4 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)02:14:23 ID:7NeVsViZB
ワイ氏、スレタイを見てバンプと書きこもうとした手が止まる
おじいちゃん、もうねましょうね
7 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)02:32:31 ID:dVOqbVji1
7も好きや
詠み手が男やからもしかしたらホ○の可能性もあるしな
忍ぶ恋(意味深)
8 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)02:34:52 ID:SpmOG5bnX
現代語訳はよ
10 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)03:07:14 ID:dVOqbVji1
超訳でええなら書くで
1中 ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは
(在原業平)
紅葉で竜田川が真っ赤やん…ありえへん(驚愕)
11 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)03:10:40 ID:dVOqbVji1
2二 大江山生野の道の遠ければ まだふみもみず天橋立
(小式部内侍)
天の橋立めっちゃ遠いしマッマから手紙もらったことないわ
13 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)03:13:44 ID:dVOqbVji1
3一 花の色はうつりにけりないたづらに 我身世にふるながめせしまに
(小野小町)
雨が続いて桜が散ってしまいましたわ…わたくしも美しさを失っていきますのね…
14 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)03:17:13 ID:dVOqbVji1
4指 今はただ思ひ絶えなむとばかりを 人づてならでいふよしもがな
(左京大夫道雅)
あの人のことは諦めるンゴ…あの人に直接この気持ち伝えたいンゴ…
15 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)03:20:29 ID:dVOqbVji1
5左 あしびきの山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜をひとりかも寝む
(柿本人麻呂)
山鳥は雄と雌が離れて寝るらしいやで…ワイも長い夜を独りで過ごすんやで…
16 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)03:23:52 ID:dVOqbVji1
6三 めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に 雲隠れにし夜半の月影
(紫式部)
久しぶりにお会いしたのに慌ただしく帰ってしまいましたわ…あなたかどうかも分からなかったけれど…
17 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)03:27:18 ID:dVOqbVji1
7右 忍ぶれど色に出でにけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで
(平兼盛)
ファッ!?なんでワイが秘めた恋をしていることを知ってるんですかねぇ…(困惑)
19 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)03:28:40 ID:wKE0L4m1p
歌じゃないけど詠み人知らずって言葉の響き何か分からないけど凄く好き
20 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)03:32:54 ID:dVOqbVji1
8捕 夜をこめて鳥のそら音ははかるとも よに逢坂の関は許さじ
(清少納言)
ニワトリが鳴いたから帰ったなんて見え透いた嘘はわたくしには通用しなくてよ
21 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)03:36:14 ID:dVOqbVji1
9遊 滝の音は絶えて久しくなりぬれど 名こそ流れてなほ聞こえけれ
(大納言公任)
昔は滝やったらしいけど水枯れてるやん…あぁ^~でもまるで音が聞こえるようなんじゃ~
22 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)03:41:44 ID:dVOqbVji1
先発 人はいさ心もしらずふるさとは 花ぞむかしの 香ににほひける
(紀貫之)
あなたの気持ちは分からんけど昔からよう知ってるこの花はワイをウェルカムしてくれてるやで~
42 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)07:18:12 ID:9jlbDU9BT
良スレ
23 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)03:44:46 ID:dVOqbVji1
中継 このたびは幣も取りあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに
(菅家)
しまった、急いでたからお供え忘れたンゴ…とりあえずモミジで許してクレメンス
24 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)03:47:19 ID:dVOqbVji1
抑え 吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風を嵐といふらむ
(文屋康秀)
山から風が吹くから『嵐』なんやな(確信)
25 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)03:52:20 ID:dVOqbVji1
監督 来ぬ人を松帆の浦の夕なぎに 焼くや藻塩の身もこがれつつ
(権中納言定家)
海藻を焼いて塩を作るように、わたくしも恋に焼かれて身を焦がすように悩んでいるのですわよ
26 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)03:55:48 ID:dVOqbVji1
ざっくり訳してしまったけど詳しい解釈は人によって違うから本とかも見てほしいやで~
30 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)04:17:12 ID:xcwSqTT0i
ワイも現代語訳書いたやで~
この時間やし、いろいろと大目に見てほしいやで
31 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)04:17:36 ID:xcwSqTT0i
1中 ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは
不思議なことの多い神様の時代にも聞いたことがない。竜田川が唐紅色に水をくくり染めにしているとは。
作者:在原業平朝臣
業平(なりひら)が藤原長良(ながら)の娘、高子(たかいこ)の前で詠んだ屏風歌。
「倒置法」「擬人法」「見立て」「枕詞」など様々なテクニックがある歌として有名。
一見すると屏風に描かれた絵をうまく詠んだ歌なのだが、業平と高子が身分違いの恋をしていたことから、唐紅色に染まる恋心を詠った恋の歌とも言われている。
32 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)04:18:34 ID:xcwSqTT0i
2二 大江山生野の道の遠ければ まだふみもみず天橋立
大江山を越え、生野を通って行く丹後への道のりは遠いので、まだ天の橋立の地を踏んだこともなく、また、母からの手紙も見ていません。
作者:小式部内侍
作者は幼女。幼女なのに歌が上手すぎて、母親に代作してもらってると噂されていた。
あるとき、母が丹後国に行っていた頃、作者が歌合に行くことになった。
その歌合で、あるおっさんが幼女の作者に「歌はどうや?丹後に(母親の代作の手紙を受け取りに)行った使者はまだ帰って来てへんみたいやで?」とからかった時に詠んだ歌。
即興的に詠んだのに、母親のゆかりの地である丹後国の歌枕を詠みこみ、掛詞や縁語も駆使したすごい一首。幼女すごい。
33 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)04:19:00 ID:xcwSqTT0i
3一 花の色はうつりにけりないたづらに 我身世にふるながめせしまに
桜の花はむなしく色あせてしまった。春の長雨が降っていた間に。私の容姿もすっかり衰えてしまった。生きていることのもの思いをしていた間に。
作者:小野小町
絶世の美女で有名な小野小町の歌。「降る」と「経る」、「長雨」と「眺め」の二組の掛詞が、「降る長雨」と「経る眺め」っていう自然と人とを重ねた、掛詞のお手本みたいな歌。
要は「おばさんになったら、ちやほやされなくなった」って歌やけど、小野小町が短命やったことを考えるとちょっと切ない。数日で散る桜の花に例えているところがさらに切ない。
34 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)04:20:39 ID:xcwSqTT0i
4指 今はただ思ひ絶えなむとばかりを 人づてならでいふよしもがな
今となっては、ただもう諦めてしまおう、ということだけを、せめてひとづてではなく、じかにお目にかかってお話しする手立てがあってほしいものだ。
作者:左京大夫道雅
親の反対によって、悲しい別れ方をした男が、なんとかもう一度恋人に会いたいと願った切ない歌。
三条院の皇女・当子(とうし)内親王のもとに道雅がひそかに通っていたのだけど、そのことが当子の父親にばれて、二度と逢えなくなった。百人一首には失恋の歌がいっぱいあるけど、この歌がぶっちぎりで一番切ない、と思う。
ちなみ二人の年齢は、社会人と中学生くらいに離れていた。
44 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)10:05:32 ID:gxY4WdSoM
なんやこのスレ(困惑)
35 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)04:21:29 ID:xcwSqTT0i
5左 あしびきの山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜をひとりかも寝む
山鳥の尾の、その垂れ下がった尾が長々しいように、秋の長々しい夜をひとりで寝ることになるのだろうか
作者:柿本人麻呂
恋しい人に逢えないまま、秋の夜をひとり孤独に過ごす悲しみを詠んだ歌。
山鳥は昼は一緒にいるが、夜になると別々に離れて、谷を隔てながら寝る習性がある、
っていう言い伝えから。
36 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)04:22:12 ID:xcwSqTT0i
6三 めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に 雲隠れにし夜半の月影
ひさしぶりにめぐりあって、そのひとかどうか見分けがつかないうちに、雲間に隠れてしまった夜半の月のように、あの人はあわただしく姿を隠してしまった。
作者:紫式部
源氏物語の作者、紫式部の歌。
幼馴染の女友達とのつかのまの再会を詠った歌。
男女のすれ違いを詠った歌はたくさんあるけど、女同士は百人一首ではこれだけ、たぶん。
37 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)04:25:17 ID:xcwSqTT0i
7右 忍ぶれど色に出でにけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで
こころのうちにこらえてきたけれど、顔色や表情に出てしまっていたのだった。
私の恋は、恋のもの思いをしているのかと、人が問うほどにまでなっていた。
作者:平兼盛
忍ぶ恋の歌。
「忍ぶ恋」という題材で「恋すてふわが名はまだき立ちにけり人知れずこそ思ひそめしか」とこの「しのぶれど~」の二首は詠み合ったが、
判者が両者の歌に優劣をつけられず困っていたところ、
帝が「しのぶれど」の歌を口ずさんだことから、この歌の勝ちとなった、という逸話がある。
「色に出にけりわが恋は」でググると、どこぞのエ△ゲでてきて焦った。
38 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)04:33:08 ID:WWSnXZNDk
>>37
凄いなw
これ調べるのめっちゃ大変そう
39 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)04:51:50 ID:xcwSqTT0i
捕 夜をこめて鳥のそら音ははかるとも よに逢坂の関は許さじ
夜の明けないうちに、鶏の鳴きまねで人をだまそうとしても、あの函谷関ならばともかく、この逢坂の関はけっして許さないでしょう。(騙そうとしたって、私は決して逢うことを許しはしないでしょう。)
作者:清少納言
その昔、敵国に捕まった主を助けるため、一番鶏が鳴かないと開かない函谷関の関所を、
部下が鶏の鳴きまねをすることであけた、という故事がある。
夜更けまで話し込んでいた藤原行成が、適当な理由をつけて帰ってしまった。
翌朝、
藤原行成「鳥の鳴き声が聞こえたから帰っちゃった」
清少納言「それはきっと、函谷関のそら鳴きのことですね」
藤原行成「関は関でも、僕が超えたいのは、君と逢うための逢坂の関だけどね」
というやり取りの後、この歌を詠んだといわれている。
上の句で函谷関の故事を、下の句で「逢阪の関」に「逢う」を掛けるなど、清少納言の素養の深さが分かる一首。
48 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)11:48:01 ID:rxnzXuRJc
ええスレに出会ったわ
40 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)04:59:32 ID:xcwSqTT0i
9遊 滝の音は絶えて久しくなりぬれど 名こそ流れてなほ聞こえけれ
滝の水音は聞こえなくなってから長い年月がたってしまったけれども、
その名声だけは流れ伝わって、今でもやはり聞こえてくることだ。
作者:大納言公任
「滝」にちなんだ縁語である「音」「絶え」「流れ」「聞こえ」が入っている。
というより縁語以外は特に技巧を凝らしていない。
その分、ストレートに心に響く歌でもある。
41 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)05:11:29 ID:xcwSqTT0i
先発 人はいさ心もしらずふるさとは 花ぞむかしの 香ににほひける
あなたは、さあどうだろう、人の気持ちは私には分からない。
昔なじみの土地では、梅の花だけが昔と同じ香りで匂うのだったよ。
作者:紀貫之
あるお寺にお参りに行くたびに泊まっていた宿があったが、しばらく行かなかった。
何年かして久しぶりに訪れてみると
宿の主人「この宿は昔のままでございますというのに」
(あなたは心変わりされて、ずいぶんおいでにならなかったですね)
と言った。
それに対して
「人の心なんてわからないものだよ」
と返したのがこの歌。
45 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)11:31:47 ID:SCUN4RNxP
ワイ兵庫県民、淡路島~がないことに憤怒
46 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)11:40:46 ID:f7ZgLbo2f
これ、百人一首ってやつ?
47 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)11:43:24 ID:SCUN4RNxP
>>46
せやで
49 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)12:28:51 ID:f7ZgLbo2f
公立高行った奴らは冬休みの宿題で百人一首覚えろとかあったらしいけど
ワイ私立進学でそんなんなかったやで
50 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)12:44:23 ID:BFQqsRk3L
>>49
そら、私立(中高一貫校)は中学でやってるからやないの
51 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)14:20:44 ID:ZQ7cqKUG0
>>49
ワイは中学の期末試験で、1問1点で百首書かされたで
52 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)14:47:21 ID:Ku8L6kgos
スレタイからは想像できないほど知的なスレ
転載元:心に響く歌で打線組んだwwwwwww
http://hayabusa5.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1400087114/


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