1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 07:14:14.51 ID:nYXMxkLC0
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 07:14:42.90 ID:LWhU8J8K0
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 07:15:32.59 ID:uIxtPgOb0

6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 07:18:45.35 ID:lu6xS5LS0
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 07:26:31.97 ID:EVyd+316O
ゴローニャ「………」
トレーナー「うわあああ!!やめろ!敵はあっちだぁあああ!!早く離れろゴロny」
ゴローニャの だいばくはつ!

9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 07:27:05.86 ID:4OfAKtSq0
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 07:27:57.86 ID:8r+Vqq0Y0
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 08:07:17.26 ID:z8VPqc5r0
しめりけ強すぎワロタ
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 07:28:42.55 ID:rWSJ0GEy0
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 07:36:45.01 ID:iuDxwKdv0
コラッタ「…………」
トレーナー「これでまた強くなったな!これからも頑張っていこうぜ!」
コラッタは答えたい。数分前のように、その歓喜を大きく声に出したい。しかし、自分の鳴き声はどのようなものだったか。あるいは、そもそも自分には声などあったろうか。
コラッタはなくこともできず、答えることもできず、ただトレーナーの肩に飛び乗って頬擦りをした。

15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 07:40:19.42 ID:9QpDYyNu0
泣き声忘れるってそういうことだよな・・・
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 07:46:55.29 ID:9n0AQRGE0
おいやめろ
鳴き声を忘れさせにくくなるだろ
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 07:57:56.36 ID:iuDxwKdv0
トレーナーは訝しむこともしない。コラッタが最近なけなくなったことに気付きもしない。
なきごえを忘れさせるということは、対象をただの戦闘単位にしてしまうということに気付きもしない。
コラッタは声なき声を上げた。だが、その叫びは誰に聞こえるでもなく、眠っているトレーナーの頬を優しく舐め、静かにその場を去った。
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 08:04:22.81 ID:K73zv4+W0
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 08:07:45.19 ID:iuDxwKdv0
そうだ。その時なら鳴ける。
コラッタはトレーナーの下に戻ってからというものの、ひたすらに戦いをせがんだ。トレーナーは受諾した。一寸の迷いもなく。
ボールから出るとき、彼は声の限りにないた。歓喜と悲哀混ざる声色に、ようやくトレーナーは気付く。ああ、自分はこいつの声を奪ったのだ。
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 07:58:30.29 ID:bZ9Ti15U0
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 08:00:45.50 ID:iuDxwKdv0
そうだ。まだ鳴ける。あの時なら。
そう思ってコラッタはトレーナーの下に戻った。
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 08:04:38.21 ID:+zMFBQP0O
やっつけ過ぎワロタ
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 08:12:29.31 ID:iuDxwKdv0
敵をやっつける度に気付く。彼らは声を上げて倒れるではないか。ならば、自分が倒されたときもそうなるのは自明の理。
コラッタは攻撃の一切を避けることもせずに受け入れた。相手は強大。勝つことは難しい。ならば後続に止めを任せ、自分は可能な限り敵を削る。
コラッタは善戦も虚しく、敵のただ一撃の下に敗れ去った。声を上げる喜びと、その痛みに震えながら、甲高い声を上げて。
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 07:59:53.17 ID:pC9wJCNrO
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 08:12:40.90 ID:K73zv4+W0
普段から出て来た時以外鳴いてなかったんだろ
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 08:18:04.35 ID:iuDxwKdv0
コラッタは思う。忘れることができるほどに、自らは鳴かなかったのか。
ああ。そういえば。生まれたときより親はなく、ただ獲物を狩って食べる時以外、碌に鳴きもしなかった。
それが、彼と出会い触れ合う内に、自らの声がこんなに穏やかなものだったかと感じるようになった。
考える内に気付いた。昔は、彼に出会うよりも前は、相手を威嚇する雄叫びくらいしか上げなかったもの。それが、トレーナーの彼には、まるで違う声を出す。幸せな日々。
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 08:16:06.23 ID:nwRTyUGA0
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 08:24:59.96 ID:iuDxwKdv0
「嫌いだから」
そう、言っているのを聞いたことがある。確か、そう。トレーナーと食事をしていた時だ。民生の弁当に入っていた梅干しを残し、ゴミ箱に捨てた時のこと。
自分も、嫌いになったら、捨てられるのか。
そう思った途端、背筋が怖気を帯びた。何も考えられない。ただひとつ、離れたくない。一緒にいたい。それだけを除いて。
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 08:28:42.19 ID:nwRTyUGA0

44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 08:36:25.86 ID:iuDxwKdv0
戦闘にも慣れ、多くの敵を倒してきた。技も増えて、鳴くことよりは泣かせることの方が増えてきた頃。
どうにも体がむず痒い。これは、何だ?
そう思いながら戦って、相手を打ち倒した瞬間のこと。何やら視点が少し高くなった気がした。
「お、進化したな!」
トレーナーの無邪気な声が響く。そうか、強くなったのか、と確信した。
しかし、それより後、かつてコラッタだった彼は、戦いに顔を出すことが格段に減ってしまう。
より強い仲間の現れに、自らの立場が無い。ボールの中で、声にならない声を、また。
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 08:31:13.30 ID:phxhg7CH0

47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 08:42:51.68 ID:iuDxwKdv0
彼は閃いた。以前敵がやっていた。そう。鳴くのではない。吠えるのだ。
そう思うや否や、心の中で謝りながら、声なき声で謝罪しながら、トレーナーのバッグの中に眠るわざマシンを勝手に使って。
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 08:40:32.10 ID:VUXd41hw0
トレーナー「ブーバーン! おぶつ に かえんほうしゃだ!」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 08:51:55.51 ID:iuDxwKdv0
彼は久々に戦いの場に出ることが叶った。どうやら仲間の実力を均等にするべく、全員に経験を積ませるらしい。
彼はボールから出ると同時に威勢良く声を上げ、そしてトレーナーの指示に従うために意識を集中させた。
トレーナーが指示を出しあぐねている。何か悩んでいるらしい。関係無い。自分はただ、彼の手足となって、眼前の敵を打ち払うのみ。
相手に攻撃される。痛い。その後、トレーナーは指示を出した。
相手に向かって大きく吼える。場の空気を震わす威嚇、威圧。相手は戦慄き震えた。
「○○○!戻れ!」
相手の名前を呼ぶ声がした。ああ、そういえば。そんなもの、生まれてから呼ばれたこともない。
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 08:44:22.98 ID:d8c96oUgO
えー、マタデガスかー?
ガスはケツからだろいい加減にしろ

53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 08:58:58.20 ID:5lmEqlcX0
出っ歯の汚らしいネズミとアイドル

54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 09:04:35.67 ID:iuDxwKdv0
同じネズミの仲間が加わって来たとき、彼は自らに震えた。なんと醜いのか。なんとみすぼらしいのか。
新たに加入した黄色の彼女、電気を赤い頬から放出する彼女は、トレーナーにとても重宝された。戦いにこそ出なかったが、おそらくトレーナーの彼と最も接していただろう。
彼は、ますますなくことが減った。
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 09:05:21.13 ID:yJta9wrAO
フーディン出してちょ

59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 09:12:25.70 ID:iuDxwKdv0
戦う相手も日増しに強くなり、なのに自分は強くならない。周りばかりが強くなり、自分はといえば、トレーナーに隠れて使ったわざマシンから得たその声を、忘れることが叶わない技で上書きされ、またもボールの中で声なき声を上げ続ける。
だが稀に、極稀に、他の仲間たちでも打倒し得ない敵に出会うことがある。それが、たまたまその日だったというだけの話。
その日の敵、自らが相対した敵は、何か髭が立派な、不思議な雰囲気の敵だった。お世辞にも見た目は良いとは言えない。だが、少なくとも自らを残して他の仲間を全て倒し得たのだ。
そうか。強ければ。強ければ、また、鳴ける───。
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 09:18:15.71 ID:yJta9wrAO
きたあああああああ
ありがたやありがたや
次はヌケニンで

65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 09:26:23.42 ID:iuDxwKdv0
突き立てた歯は相手の喉元を食い破り、即座に死に至らしめた。いや、あるいは助かっているかもしれない。ボールに戻って行く彼は、しかしまだ息をしているように見えた。
だが、まだ戦いは終わらない。敵にはもう一体、最後の砦がいるらしい。
トレーナーはそのことに気付いているようだった。だからまだ自分をボールに戻さない。
現れた相手は、何かの脱け殻のような、虚ろな殻だった。見たところ強そうには見えない。しかし、見目が良いわけでもない。となると、やはり彼は強いのだ。
より強くなって、もっと鳴くのだ。こんなところで負けていられない。自分には必殺の武器がある。当てさえすれば。当たりさえすれば。
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 09:26:34.18 ID:sst71XdK0
死ね
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 09:40:01.82 ID:iuDxwKdv0
死んでしまえばいい。そう思っただろうか。相手の体を切断する自分の顎の感触がどこか希薄になった。
二度、連続で当たったのは奇跡と思っていい。三度に一度も当てられたこともないこの技を、二度も連続で命中させた。
惨めに崩れる相手。ボールに戻される脱け殻の彼は、やはりその見た目が良いとは言えない。となれば、あの強い彼に勝てたのは、やはり偶然と言えよう。
偶然でも構わない。勝てば、少し強くなる。それを積み重ねれば、少なくともその間は声を失わずに済む。トレーナーの彼に、自分の声を届けられる。
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 09:09:47.92 ID:sFbzT3pN0
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 09:17:58.63 ID:iuDxwKdv0
どうやら、自分には必殺の武器があるらしい。
そのことに気付いたのは、トレーナーに指示された技を使うのに、やたらと気力を消耗すると感じた時だった。
当たれば必ず相手を打倒し得る武器。それが、自らには備わっている。
目の前の、スプーンを持った彼。彼に、この刃を突き立てれば。味方全員が倒された彼にだって。
既に体は動いていた。強くなって。
最適化された動きでその刃を振り上げて。強くなって。
避ける動作さえ取れない相手に向かって。もう一度。
容赦なく突き立てる。彼と二人、笑い合いたい。
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 09:19:38.51 ID:DmbOYvDrO
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 09:42:32.73 ID:gLQezgb30

69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 09:56:52.24 ID:iuDxwKdv0
トレーナーの元に新たな仲間が加わった。とても愛らしい、小さな獣だった。彼は様々な姿に変化するという。どの姿になっても強く、そして愛らしい姿をするのだそうだ。
───なんだ、それは。
惨めになる。自分の置かれた立場に憎しみさえ抱く。見目愛らしく、強い、だと?
トレーナーは、その仲間に氷のような石を差し出した。
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 10:06:28.66 ID:UBxlUaYD0

71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 10:17:41.08 ID:iuDxwKdv0
ある町に辿り着いた。真っ暗で真っ暗な洞窟を抜けてようやく辿り着いた寂しげな町。
一休みして通り過ぎるのだろう。そう思っていたが、どうやらこの小さな町でやることがあるようだ。小さな町の小さな家に入る。
「私は姓名判断師」
男はそう言った。何をする人なのか、体を触られ、撫でられ、見られた。その日以来、トレーナーの彼は、自分を呼ぶ時に変な言葉を使うようになった。流線をイメージする軽やかな響き。それがどうやら、自分の名前になったらしい。
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 10:41:47.29 ID:7yuoFeEUO
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 10:45:15.96 ID:iuDxwKdv0
話が終わると、覚えていた何かを忘れた気がした。何を忘れたかも思い出せない。
そうして、また違う町へ。町の中心の家に入る。また男、話す。今度は、なにやら自分に向けて話しかけているようだった。
話が終わって、トレーナーが桃色のなにかを男に渡して、その家から出たとき、忘れていた何かを思い出した。
声を、思い出した。そして叫ぶ
町中であるにも関わらず、人がいるにも関わらず、過ぎ行く雑踏よりも、かつて相手を戦慄き震えさせた咆哮よりも、腹の底からの声を上げて。
喉、焼き切れそうになっても止めず。そして、何も言わずに、トレーナーの彼に纏わり付いた。
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 10:55:43.53 ID:8FNJwyE30
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/08(土) 12:12:51.07 ID:mZofDUo6P
1.2のぽかん!
って殴ってるんだよな
記憶失うほどの暴力って

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