弟が3000万払って家から出ていった………

小さな農家だ
それだけではやっていけないから、両親は働いてる
農家なんてやらなくてもいいのに、両親はそれがうちだからと、働きながらやってた

弟「なんの意味があるの？」
親「それがうちなんだよ」
弟「やる気はないよ、何のために呼び戻したの？　何のために大学いけいけいったの？　何のために進学校行かせたの？　工業高校でも良かったじゃん、無理に進学校勧めた意味は？」
親「それはお前の為を思って」
弟「だったら！呼び戻すな！　結局継がせたいがためじゃないか！！人をなんだと思ってるんだ！！」
親「お前を育てたのは、親だぞ！恩もないのか！！」
弟「勝手に産んだのはそっちだろ、責任を取らずして親になろうとしたの？　かかった費用を払う、家から出ていく。場所も教えない。好きに生きさせてもらう」
親「何を言ってるんだ？」
弟「もういいよ、その程度だったんだろ。じゃぁな」
親「おい！まて！話はまだ終わってない！」
弟「お兄どいて」
俺「………」

弟は工業高校いってすぐに働きたかった
でも、親は大学出たほうがいいと言って、強引に進学校行かせた
大学に進学した弟はそれなりの成績を収めて、大企業に就職
だけど、親も歳なので戻ってきてほしいと、弟は優しいから退職して実家へ戻り、近くに再就職

親は、大学行かせる金もないから、奨学金を限界まで借りて、卒業する頃には600万もの借金
それを弟が払った
弟は親の言うとおりに行動して、親は口だけだしてた

弟が我慢してたのも知ってる
でも、文句一つ言わなかったけど
今回でキレた

農家は兄が継げ

「後悔するんだろうね、絶対。あの時と思うんだろうね。でも、もう無理。ごめん、お兄。出ていく、俺のためにありがとう」
「いいよ、好きに生きろ(´；ω；｀)」
「なんで泣いてんだよ(´；ω；｀)」
「お前の苦労は分かってたから、お兄ちゃんなんもできなくてごめんな(´；ω；｀)」
「そんなことない、俺がロードスター欲しがってノア買わされたけど、お兄ロードスター無理して買って俺にずーと貸してくれたじゃん、小さい頃いじめられた時も部活さぼって一緒に帰ってくれてたじゃん！(´；ω；｀)」
「頑張れよ！家は任せろ(´；ω；｀)」
「任せた！(´；ω；｀)」

初めて抱き合った……(´；ω；｀)

じゃぁな