1 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)17:38:39 ID:GhhaOP9fR
英語で”-gh”や”kn-“の”k”など読まない字を「黙字」といい、
昔は発音したが、時代の流れで発音されなくなったもの。
(”kn-“の”k”,”wr-“の”w”など)、
時代の流れで発音は変化したが綴りはほとんど変わらなかったのが要因。
2 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)17:38:54 ID:nUD4JNQ1E
へえ
また語尾の”e”は昔は「エ」とはっきり発音したが
今は、”e”の前の母音が例えば”a”を「エイ」などと発音するための目印として残っている。
単語の例:time(ティーメ→タイム)。またisland の”s”や、receipt の”p”などは
古いヨーロッパの言語の綴りに合わせて敢えて書き入れたもの。
6 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)17:39:21 ID:2wNy8Blr6
素直に成る程そーなんだ
7 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)17:40:23 ID:ADn4OqPkI
外人は発音してるから日本人に合わせて読まないとかいってるだけで
8 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)17:40:27 ID:6SqoK5yl1
アメリカなんかの底辺の人達ってそのへんはどう理解してるんだろう
9 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)17:40:43 ID:GhhaOP9fR
黙字(もくじ)とは、単語や文を表す綴りの中で、
発音されない表音文字や、読み上げられることのない字素のこと。
概要:多くの言語の表記系に存在し、とくに表音文字による表記系において、
現在では発音されなくなった古い音の痕跡が綴り上に遺っているものが多い。
ほかに、借用語でもとの言語の表記に倣ったものや、同音異義語を区別するために
あえて挿入されているようなものもある。
英語の語末の e や gh などのように、それ自体は発音しないが、
前後の母音字などの発音方法を示唆するような役割を担っているものもある。
10 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)17:40:47 ID:0b49l630I
ためになるなぁ
12 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)17:41:31 ID:CsNn1EAJW
日本の歴史的仮名遣いと大して変わらんよ
13 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)17:45:09 ID:cido3saih
ドイツ語だと発音するって英語の先生に聞いたが。
14 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)17:47:10 ID:GhhaOP9fR
こちらも参考になる。Wikipedia:大母音推移
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%AF%8D%E9%9F%B3%E6%8E%A8%E7%A7%BB
大母音推移(だいぼいんすいい)とは、イングランドの言語である英語の歴史上、
中英語期後期(1400年代初頭)にはじまり、近代英語期(1600年代前半)に入って完了した、
母音体系の一連の歴史上の変化(→英語の音韻史)である。最初に研究を行った言語学者
オットー・イェスペルセンによる英語の術語Great Vowel Shiftの直訳。母音大推移ともいう
15 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)17:47:50 ID:GhhaOP9fR
また、foreignやsignの”-gn”の”g”も読まない。これは”gn”という綴りが
ラテン系(フランス語など)で「ニャ・ニュ・ニョ」の言い出しの発音を表記したもの。
つまりforeignは「フォーれインニ」のような発音だったが、
英語には「ニャ・ニュ・ニョ」の発音が使われないので”g”を無視して「ン」と発音している。
16 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)18:25:29 ID:GhhaOP9fR
黙字をまとめてみる。
b: t の前の b =doubt, debt, subtle
m の後の b =bomb, climb,comb, tomb, womb,plumb, plumber
c: muscle, indict 他
d: Wednesday, handkerchief,sandwich (d を発音する場合もある)
g: foreign, sign, design, paradigm, campaign,
sovereign,gnaw, gnu, gnarl
二重母音・長母音の後のgh: fight, high, night, light, right,dough,
bough, thigh, droughbought, brought, caught, daughter, taught など
19 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)18:28:20 ID:GhhaOP9fR
h:(単語の最初にあり、母音の前の h)heir,hour,honest,honor
kn- の k: knack, knee, knicker, knight,knit, knot, knowlege
n:(m の後の n )autumn, hymn, comdemn, solemn
*atutumnal になると、n を発音する。
p:cupbord,psychology, pneumonia,receipt
ps: corps
s: aisle, debris, island, isle
t: often
sの後のt: castle, Chirstmas, fasten, hustle,
listen, wrestle, whistle
21 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)18:29:12 ID:GhhaOP9fR
母音の前のu: guard, guitar, guess, guest
w: sword
r の前の w =write, wreath, wrinkle, wrap, wrong
22 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)18:37:58 ID:GhhaOP9fR
主な母音変化:
長母音[a:]は、二重母音→[ei]への変化。(nameなど。「ナーメ」→「ネィム」)
長母音[ε:]や[e:]は、長母音[i:]への変化。(feelなど。「フェール」→「フィール」)
長母音[i:]は、二重母音[ai]への変化。(timeなど。「ティーメ」→「タィム」)
長母音[ɔ:]は、二重母音[oʊ]への変化。(homeなど。「ホーメ」→「ホゥム」)
長母音[o:]は、長母音[u:]への変化。(foolなど。「フォール」→「フール」)
長母音[u:]は、二重母音[aʊ]への変化。(nowなど。「ヌー」→「ナウ」)
23 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)18:39:05 ID:GhhaOP9fR
わずか200~300年という短期間にこれほどの変化が起きた原因は特定されておらず、
現在も謎のままであるが、黒死病(ペスト)により少数の知識階級の人々が死んだため、
大多数を占める下層階級の人々の間で使われていた発音が表に出てきたという説もある。
27 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)18:50:46 ID:WFKlxdfUV
詩や歌のライム(韻)のせいかと思ったけど違うのか
いや外国語苦手だから適当に思ったんだけど
28 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)18:55:04 ID:pcOqlqdW3
英語そんなに勉強していないけどこういう教養は好き
29 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)21:27:36 ID:GhhaOP9fR
ちなみに世界一黙字(置き字)が多い言語はチベット語だそうです。
古式をほぼ踏襲するチベット文字の綴り方は、現在の発音とは大きく異なってしまっており、
黙字が非常に多い。たとえば「シガツェ」「タシルンポ」はそれぞれ、
“gzhis ka rtse”, “bkra shis lhun po” と転写できるような綴りで表記される。
詳細については「チベット語のカタカナ表記について」などの項目を参照のこと。

30 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/15(木)21:36:21 ID:WFKlxdfUV
深いな
31 名前:名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:2014/05/15(木)21:40:03 ID:MwTuDVGqo
英語も、スペイン語とかみたいに発音に表記を統一しろやデブ
と思うんだけど表記のほうが論理的で意味が通りやすいから簡単にいっしょにはできないんだよな
まじおわっとるわ
32 名前:1です[] 投稿日:2014/05/16(金)07:21:41 ID:RSvgJHGCj
他にもフランス語など、他の言語にも黙字はあるようです。
また、日本の歴史的仮名遣いも興味深いですよ。
34 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/18(日)20:35:05 ID:cDan8VAqf
良スレ
35 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/19(月)05:01:06 ID:UeBisklNO
へーへーへー
36 名前:名無しさん[] 投稿日:2014/05/19(月)05:10:59 ID:Upw1FSZzn
rの前のwは発音上の意味が良く分かる。
“R”って下唇を口に巻き込んで「ううーるっ」って発音するから。
しかしnの前のkは分からないな。
38 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/19(月)09:03:17 ID:CTkSdb4CM
読まない文字にも価値がある場合がある
上に挙げたようなものに関して、「発音に関係のない文字は全て削除せよ」という
ルールの綴り字改革案がある。しかし、know と no、knight と night、write と rite、
whole と hole、psychosis と sycosis がそれぞれ同じ綴りになってしまうことを
好む人はあまり多くないと思われる。しかし、そういったタイプの綴り字改革案はやはり存在する。
39 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/19(月)09:15:50 ID:rNC0qp3ZM
昔の人はクナイグフトって読んでたってことでおk?
40 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2014/05/19(月)11:13:29 ID:CTkSdb4CM
>>39 gh はもともと/f/の発音でした。enough,laugh,toughにその名残りがあります。
ただ、多くの単語では発音しづらいためなのか次第に消滅し、綴りだけ残ったとされます。
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転載元:knight(騎士)の”k”や”gh”を読まない理由
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1400143119/


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