サキュバス「もしかしてだけど～もしかしてだけど～それって私を誘ってるんじゃないの～♪」

高校生「帰ってください」

高校生「静かにしてください」

高校生「チンコとかなに言ってるんですか」

高校生「ちょ、ちょっとＴＶの音量でかすぎただけー！」

母「掃除してたんじゃなかったのー」

高校生「してるよー」

サキュバス「母が下から声かけて～　逃げ出すチャンスができたけど～♪
　　　　　　　　ＴＶのせいだと誤魔化しーたんだ
　　　　　　　　もしかしてだけど～もしかしてだけど～♪
　　　　　　　　えっちな番組のせいにして犯しちゃうんじゃないの～♪」

高校生「ちょっと声小さくなりましたね」

高校生「この本懐かしいな……」ﾍﾟﾗｯ

サキュバス「私を無視するフリをして～　古い書物を読みだしたんだ～♪
　　　　　　　　凄く熱心に読み込んでいーるけど
　　　　　　　　もしかしてだけど～もしかしてだけど～♪
　　　　　　　　私を捕える為の魔法陣覚えてるんじゃないの～♪」

高校生「ジャンプですよ」

──
─────

高校生「ふぅ……大分片付いた」

サキュバス「私がジャンプを読んでる隙に～　部屋がすっかり片付いて～♪
　　　　　　　　ベッド周りもすっきりしたんだ
　　　　　　　　もしかしてだけど～もしかしてだけど～♪
　　　　　　　　立ちバックする為のスペースまで開けてるんじゃないの～♪」

高校生「ジャンプ熟読してましたよね」

高校生「まずい！ここ入って！」

サキュバス「！」ｻｻｯ

ｶﾞﾁｬｯ

母「調子はどう～？お、結構片付いたわね」

高校生「う、うん」

母「机に布団かかってるけど、どうしたの？」

母「そう、頑張りなさい」

ﾊﾞﾀ

高校生「ふぅ……危なかった」

サキュバス「突然やらしい顔をして～　机の真下の空間に～♪
　　　　　　　　私を無理やり押し込もうとしたんだ
　　　　　　　　もしかしてだけど～もしかしてだけど～♪
　　　　　　　　社長と秘書のイケない関係求めてるんじゃないの～♪」

高校生「やらしい顔なんてしてないでしょ」

サキュバス「そういうことでしょ！」ﾄﾞﾝｯ

高校生「違います」

サキュバス「……」ﾊﾞｻｯ

高校生「あっ」

サキュバス「」

ﾊﾞｻｯﾊﾞｻｯ

高校生「……帰った」

高校生「昨日はあんなにあっさり帰るなんてびっくりしたな」

高校生「勉強でもするか」

ｶﾘｶﾘ

高校生「……」

ｼﾞｬｼﾞｬｼﾞｬｼﾞｬｼﾞｬｰﾝｼﾞｬｼﾞｬｼﾞｬｼﾞｬｰﾝ

高校生「ん？」

サキュバス「もしかしてだけど～もしかしてだけど～♪
　　　　　　　　私がこなくて寂しかったんじゃないの～♪」

高校生「また……」

天使ちゃん「ギター役で来ました～♪」

高校生「ええ！？」

サキュバス「そういうことでしょ！」ﾄﾞﾝｯ

高校生「どういう事だよ！」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～終わり～